DEPARTMENT OF
MOBILE FIELD DESIGN

自走式畑
デザイン学科

動いて、耕す。
――畑にも、居たい場所がある。
GPS FIXSPEED 0.3km/hSOIL GOOD
自走して太陽と雨を追う畑のイラスト
START現在地
AUTO TRACKING ON

畑は動かない。
農業では長い間、それが当たり前でした。

日当たりが悪くなったら。雨が多すぎたら。風が強くなったら。人間なら、もう少し快適な場所へ移動したくなります。

ならば、畑だって
移動してもいいのではないか。

周囲を観測・判断し、より栽培に適した場所へ自ら移動する「自走式農地(Mobile Agricultural Field)」を研究・設計・社会実装します。

MAF / STANDARD UNIT
🥕🌱🥬
MAF-04

AUTONOMOUS FIELD

OUR PHILOSOPHY

農地自身に、
環境を選ばせる。

日照不足 → 日なたへ降雨過多 → 軒下へ高温 → 木陰へ研究者不在 → 研究室入口へ

農学・ロボット工学・都市工学・行動分析を融合し、「畑が自分でなんとかする農業」を目指します。

自走式農地の仕組み

01📡

環境を測る

02🧠

居場所を決める

03🛞

ゆっくり移動

04🌱

普通に育てる

ONBOARD SENSOR STATUS
日照OK温度OK湿度OK雨量OK風速OK障害物OKGPSOK傾斜OK人間接近OKなんとなく居心地?

「なんとなく居心地センサー」は原理不明ですが、搭載すると滞在場所が妙に自然になります。

主な研究テーマ

🌞FIELD 01

太陽追跡型農地研究

朝は東、昼は南、夕方は西。午後に畑が西側へ集中する「夕方畑渋滞」の経路分散を研究。

日照最適化
🌧️FIELD 02

雨天回避型農地研究

雨雲レーダーと連動して軒下へ避難。初期型は学生がじょうろを持っただけで逃げました。

水やり識別中
🌀FIELD 03

強風避難アルゴリズム

建物の陰へ自主避難し、ときには他の畑の後ろへ隠れる「農地間相互防風行動」。

集団防災
🛞FIELD 04

悪路走行型農地研究

砂利・芝生・傾斜へ対応。軽トラックより段差に強いモデルもありますが、速度を出すと土がこぼれます。

走破性優先
🐌FIELD 05

超低速徘徊型農地研究

一日数cmだけ移動する省電力モデル。一週間後には「あれ、ここだった?」という場所にいます。

家庭用人気

代表的な自走畑モデル

MAFSUN

Type-SUN

日照追跡型。夕方になると強く西へ行きたがる。

実証実験中
MAFSLIDE

Type-SLIDE

底面スライド方式。静かにヌルッと移動する。

市販化検討中
MAFHOP

Type-HOP

跳躍型。段差に強いが作物も一緒に跳ねる。

改良中
MAFCARROT

Type-CARROT

ニンジン型センサーを先頭に搭載した家庭向け。

デザイン賞受賞
MAFSNAIL

Type-SNAIL

一日約3cm移動する超省電力型。

家庭用実証中
MAFSHELTER

Type-SHELTER

悪天候時に自主避難する防災型農地。

公共施設で試験中
MAFHOME

Type-HOME

一定時刻になると元の場所へ戻る帰宅型。

高評価

畑にも、個性があります。

同じプログラムでも、長期運用すると移動傾向に差が生まれます。研究上の名称は「移畑性向」。学生はもっと簡単に、「性格」と呼びます。

とにかく日なたへ行きたがる人が多い場所を避ける壁際を好む毎日ほぼ同じルート他の畑へ集まりやすいなぜか購買部の前へ行く
🐾 HOME MODEL

家庭用「畑ペット」

  • 自分で日なたへ移動
  • 夜は定位置へ戻る
  • 水不足で人へ近づく
  • 自分で充電器へ向かう
  • 段差の前で困る
  • 呼んでも基本は来ない
畑なので正常です。

自走畑とキャンパス

人間自転車畑 🚜 →
🚦🅿️🔋☀️
最高速度 2km/h / 追い越し禁止
🛣️

畑レーン

人間用・自転車用・畑用に区分。最高時速2km、追い越し禁止。

🚦

農地信号

畑同士の衝突を防ぐ小型信号。初期型では人間より畑のほうが遵守。

🅿️

畑置き場

正式名称は自走農地待機区域。学生は「畑駐車場」と呼びます。

🔋

畑充電所

夕方は数十台が整列。遠目には未来的で、近づくと全部畑。

動かす前に、畑を知る。

1 YEAR

まず、動かない畑を学ぶ

栽培・土壌・植物生理。「動かす前に、畑を知れ」。

2 YEAR

少し動かす

車輪・モーター・センサー。最初の課題は土をこぼさず50cm。

3 YEAR

畑自身に考えさせる

自律走行・障害物回避・環境判断。「今日うちの畑どこ?」が増える。

4 YEAR

社会の中を走らせる

都市・住宅・学校・公共施設へ導入。友人より畑と過ごす時間が長い学生も。

PAST GRADUATION THESES

過去の卒業研究

01自走式畑は最短経路より日なたを優先するか
02毎日同じ場所へ戻る畑に帰巣本能はあるか
03畑10台を同時に散歩させた際の交通整理
04Type-HOP着地時にミニトマトを飛ばさない方法
05飼い主についてくる農地の適切な距離感
06雨から逃げ続けた畑はどこまで行くか
07キャンパスで一週間自由行動させた移動履歴
08自走畑にも散歩コースの好みは生じるか毎日15時、学食裏へ寄り道

教授陣

PROFESSOR

田出 走土 教授

自律移動農地工学・農地行動制御
「走る畑に追いつけるか。いや、追い越す必要はない。一緒に歩けばいい。」

《田走一号》へ乗り、田植え中の水田ごと800m移動した「第一次水田走行実験」で知られます。近年は「畑は急がなくていい」と穏健に。

ASSISTANT PROF.

那野 ころ美 助教

農地姿勢制御・段差移動工学
「畑が転ぶと助けたくなる。それでは研究にならないんですけどね。」

畑パルクール計画で野菜を大量脱落させ、現在は「畑はなるべくスロープを使うべき」という穏健派です。

人気授業

🥽

自走畑シミュレーション演習

VRで自分自身が畑になり、日なたを探し、雨と障害物を避けます。

🤝

畑マナー学

庭へ入らない、花壇へ根を張らない、入口を塞がない。最終試験は実技。

🗺️

農地交通工学

複数農地の交通整理と経路設計。「畑の通勤ラッシュ」を防ぎます。

畑マナー学・実技項目庭へ入らない花壇へ根を張らない歩道中央で止まらない入口を塞がない無理に追い越さないエレベーターは奥へ

まず、自分の畑を探す。

「畑いた?」

「購買前にいたよ」

「ありがとう」

昼は日なたへ連れていき、夕方は研究室へ戻します。夢農学部では特別なことではありません。普通の農学部の日常です。

学科でよく使う言葉

畑待ち

研究対象がまだ到着せず実験を始められない。

畑迷子

現在地不明。GPSごと迷う場合も。

帰畑

移動していた畑が定位置へ戻ること。

無断移畑

予定区域を許可なく離れること。畑に許可の概念はない。

畑散歩

人間が畑について一定経路を歩く日常管理。

畑渋滞

好条件地点に複数農地が集中。冬の日なたで多発。

寄り畑

一台が動くと周囲も同じ方向へ移動する未解明現象。

学科名物イベント

🏁GRAND PRIX

自走畑グランプリ

速さ、土、作物、障害回避、ゴール時の健康で採点。歴代最遅優勝は100m・42分18秒

☀️SUNLIGHT TEST

ひなた争奪実証実験

複数畑を日陰へ置き、最適地点を探させる。毎年同じ場所へ集まり、その後を見るまでが実験。

🐌24H OBSERVATION

超低速畑観察会

Type-SNAILを24時間観察。「さっきより2mm右にいる気がする」が最大の見どころ。

自走畑リモコン

畑を操作して太陽へ移動し、日照を確保してください。自動追尾も使用できます。

SUNLIGHT ACQUIRED0照射
GPS: FIXMODE: MANUALSOIL: STABLE
CURRENT POSITION X:2 / Y:2
FIELD COMMUNICATION LOG

畑「GPS信号受信完了。今日はここでもいい気がしています。」

「隣のゼミまで散歩していても、最近は驚かなくなりました。」3年生
「Type-HOPは着地のたびにミニトマトが放物線を描きます。」4年生
「日照には不利でも、たぶんあの木の下が好きなんだと思います。」3年生
「機械なんですけど、毎日一緒に歩くとちょっと可愛いです。」4年生

こんな人を歓迎します。

  • 植物もロボットも好き
  • 歩く畑にも冷静でいられる
  • GPSで野菜の位置を見たい
  • 家の中を何かに移動してほしい
  • 農業と機械工学を学びたい
  • 畑の散歩に付き合える
  • 植物のペースで考えられる
畑が動いたら、とりあえずついていける人を歓迎します。

次世代の自走式農地

🚉

通学畑プロジェクト

学生と一緒に大学へ通う。駅構内の運用が最大課題。

🏙️

都市巡回農園構想

昼は公園、夕方は住宅街。見つけた場所で市民が収穫。

🏢

屋上間移動農地

ジャンプ方式を断念し、現在はビル間へ橋を架ける方向。

🏠

完全帰宅型家庭農園

昼は屋外、夕方は室内へ帰る「おかえり畑」。

自走式畑研究記録

畑の現在地を確認しながら、公開準備中です。

10 RECORDS
COMING SOON
RECORD001

自走式畑は飼い主の顔を覚えるか

追跡継続中
RECORD002

畑を一週間自由に歩かせてみた

追跡継続中
RECORD003

雨から逃げ続ける畑を追跡する

追跡継続中
RECORD004

自走畑10台を同じ部屋へ放した結果

追跡継続中
RECORD005

日なたを巡る畑渋滞の発生条件

追跡継続中
RECORD006

畑は毎日同じ散歩コースを選ぶのか

追跡継続中
RECORD007

Type-HOPのミニトマト落下問題

追跡継続中
RECORD008

畑に「おいで」と言い続けた30日間

追跡継続中
RECORD009

一度も動かない自走畑の意思について

追跡継続中
RECORD010

夕方になると帰ってくる畑を作る

追跡継続中
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朝 東昼 南夕 西帰畑

畑は、動かなくても育ちます。
それでも畑自身が「もう少し日なたにいたい」と思ったとき、そこへ行ける農業をつくりたい。

自走式畑デザイン学科は、畑が自分で居場所を選べる未来を研究しています。